自分を見失わないための予防策【2020/10/21】

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自分を見失ってしまいそうになる場面って、意外といろんなところにありますよね。
職場、学校、家庭などなど…

最もメジャーなのは「職場」でしょう。
特に、同じ職場の人間関係は、離職理由としても大変多いと思います。

しっかりと自分の意思で離職できるならまだ良いのですが、自分を見失ってしまうと、離職しようとしてもできなくなってしまい、自殺などの極端な方法しか見えなくなってしまうこともあると思います。

こうした事態を未然に防ぐには、「どれだけお互いに変化に気付いてあげられるか」というのももちろん重要ですが、仕事をしながらとなると、いささかカバーしきれない部分も出てくるでしょう。

であるならば、まずは自分自身が、自分を見失わないようにするためにできることは何かを探り、それを実践することが重要です。
これは職場だけでなく、人生におけるどんな場面においても大事なことだと思います。

誰かを助けられるのは、自分が自分を見失っていないことが大前提です。

自分の中に、もう一人の自分を作ろう

結論から言ってしまえば、「自分の中に、もう一人の自分を作る」ということです。

二重人格とも似ていますが、厳密には二重人格とは異なる考え方です。
二重人格は、それぞれの人格に変わるときの意識が自分自身に存在していないことから、結果的には、1つの人格である、いわゆる普通の人と何ら変わりません。

「もう一人の自分を作る」という方法は、様々な本や動画などで紹介されているやり方でもあり、自分自身を客観的に見つめるための有効な方法です。

このままだと、とても抽象的でわかりにくいと思いますので、具体例をもとに考えてみましょう。

他人に嫌なことをされた時を想像してみてください。
そんな時、嫌な気持ちになるのは、自分自身ですね。

この時、自分自身は「(他人に)嫌なことをされた」ということに気づいているわけです。

他人を自分に置き換えてみる

めちゃくちゃ当たり前のことを書いていますが、「他人」という文字を「自分自身」に置き換えてみると…

「”自分自身”に嫌なことをされた」となりますね。

この感覚が持てるかどうかが重要なのです。

自分自身の行動に起因する感情の変化が起きる場面を想像してみましょう。

例えば、「お酒を飲みすぎて、翌日に二日酔いになってしまった」とします。
この場合、二日酔いになってしまった責任は自分自身にありますが、これを評価するのは、「もう一人の自分」です。

もしあなたの友人が二日酔いで辛そうにしていたら、あなたはどうしますか。

多くの人は、二日酔いが少しでも和らぐように、対処法を調べて実践したりすると思います。

これが自分自身になると、対応は一変し、「何であんなに飲み過ぎてしまったんだ。ばかだ。」と、自分を責めたりする人が多くなってしまいます。

職場の飲み会などでは、「上司があんなに飲ませるから」と、責任転嫁してしまうケースも考えられます。

どちらにせよ、自分自身が二日酔いであることの原因にばかり目を向けてしまい、対処を優先しない人の割合が増加するでしょう。

このような場合、自分を見失っている状態といえます。

「自分を見失う」とは

「自分を見失う」と聞くと、大それたものを想像しがちですが、このように身近なところにも、「自分を見失う」状態は存在します。

まるで初期の癌のように、最初は自分を見失っていることが自覚できないものです。

「自分」とは、すなわち自分の心や身体のことを指すわけですが、自分のことになると、厳しくなってしまう人は多いと思います。

このような現象がなぜ起きるのかというと、自分が可愛いからだと思っています。

真逆だと思われるかもしれませんが、自分が可愛いと思う人は、自ずから自己を過大評価する傾向にあります。

過大評価された自分は、理想通りの働きをし、理想通りの結果を出すことを自分自身に期待されます。
そして、その期待に応えられないと、自分を責め始めます。

他人であれば、評価は正当に下がりますが、自分自身については、その期待が下がることはなかなかありません。
これも「自分を見失っている」一つの状態といえるでしょう。

自身と向き合い、見つめ、労おう

自分に対して「よくやった」と言える人は、結構少ないものです。

多くの人は、他人の評価で動いています。
自分で自分を承認してあげることができていない場合、他人が認めてくれないと、自然に辛くなっていくものです。

自分自身は、自分のことを決して認めてくれないから、評価や承認を他人に依存するしかないのです。

この状態であっても、他人からきちんと評価されているうちは特に問題になりませんが、ふとしたことで他人の評価を失ったりした時などに、気持ちが大きく揺らぎ、不安や恐怖がグワっと押し寄せてくる感覚になったことのある人も多いのではないでしょうか。

私自身も、何度も経験しています。

このような事態を避け、周りからどのような評価を受けたとしても、心を平静で保つには、自己評価を意識的に持つことが大切だと思います。

自己評価を意識的に持つ

自己評価を意識的に持つには、自分自身について考える時間を作ることが必要です。

瞑想の時間を作ったり、紙に書き出す時間を作ったりして、自分自身と向き合う時間を作ることは、自己評価を正当に保つ上でとても重要なことです。

何もできなかった日があったら、何もできなかった自分を責めるのではなく、「今日はしっかり休んで、明日に向けてパワーを蓄える日だったんだね」と、自分自身に向かって、優しく声をかけてあげてみてください。

声に出すのが恥ずかしかったり、家に別の人がいたりする場合は、心の中で唱えるだけでも効果はあると思います。

自分を見失っていることに気付くには

自分を見失わないようにする方法をお伝えしましたが、「自分を見失っている」ということにいち早く気づくこともまた、重要なことです。

多くの場合、「自分を見失っている」状態というのは、わかりにくいものです。

誰かが「今日、なんかおかしいよ。何かあった?」と声をかけてくれればわかりやすいですが、現実的ではないかもしれません。

そのような場合に有用なのが、「ニュートラルの時間を習慣に入れ込む」ということです。

ニュートラルの時間

「ニュートラルの時間」とは、自分自身をリセットするための時間のことです。

先ほどご紹介した「瞑想」や「紙への書き出し」は、自分自身をいつもの状態に戻すための作業となります。

こういう時間を設けることによって、「今日は気分が落ち込んでいる」「今日は楽しい気分だ」「今日はなんかイライラする」ということに自分で気付くきっかけが生まれます。

短時間でも効果はあると思いますので、ぜひ、普段の生活に取り入れてみてください。

困ったときは、お互い様

もし、辛いことがあって、どうしようもなくなったときは、一度、ニュートラルの時間を作って、ゆっくり自分と向き合ってみてください。

それで楽になる場合もあれば、そうでない場合もありますが、そんな時は、思い切って身体を目一杯動かし、疲れてみてください。

運動をすると、脳が運動に集中し始めるため、辛いことも少し和らぐと思います。

そして身体に疲労が溜まれば、睡眠の質も向上します。
泥のように眠るのって、とても幸せですよね。

一人しかない自分。
その自分にしか扱えない身体を思いやり、労ってあげてください。

自分ともう一人の自分が、「困った時は、お互い様」と協力できるようになれば、周りに影響されて気持ちが落ち込んだりすることも、きっと減ると思います。

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