【20170106】「仕切り屋」から「監督」へ

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学生の時に、例えば学級で文化祭の出し物とか考えたりする時に、必ず「仕切り屋」って出てきますよね。
彼らからすれば自らが”仕切る”ことによって、文化祭を成功させようとしているんですよね。
同じように、文化祭を成功させたいとは思うけれども、自分が敢えてあまり口出しをしないことによって成功させたい、と考えている人もいるんですよね。
争いを好まないタイプです。
しかし「仕切り屋」は、その人たちのこともちゃんとみてあげなければなりません。
1つの学級は、「仕切り屋」によって守られているのも事実です。
仕切り屋は必ず現れます。
誰かが仕切らないと物事が進まないから。
どこで「このままだとヤバい」と考えるかのタイミングの違いです。
自ら進んで「仕切り屋」を申し出てやる人のほとんどは、自分の理想を実現させたい力が強い人です。
それは長所ではありますが、それが転じて、自分とは違う考えの人に対して排他的になりがちです。
良い仕切り屋には”認める”力があります。
例えば、誰かがやったことに対して口出しばかりして自分では行動しない人。
一般的にムカつかれる人の典型ですね。
この人がどういう思考回路で、そのタイミングでその発言をしたのかを冷静に考えられる人は、なかなかいないです。
大人数で何かを成し遂げる時に、壁がたくさんあるのは当然のことです。
どんなに大きな組織であろうと、1人のリーダーの意思決定によって決められている秩序の中では、それは個人の意思決定に他なりません。
これが2,3,4人と、増えていく複数の意見を複合していくことで、より思考が高次化して、多角的な目線から物事が決まっていくようになります。
「仕切り屋」が見えていなかった目線からのアプローチもできるようになり、また、その経験そのものが、「仕切り屋」に真の意味でのリーダーシップを芽生えさせます。
それが「仕切り屋」から「監督」になるプロセスだと思います。
監督は本来、その字のごとく「見る」のが主な仕事です。
指導力のある監督と呼ばれる人たちには、「見る」力が備わっていると思います。
例えば、この前の箱根駅伝で優勝した、青山学院大学の原監督もその一人です。
原監督は、生徒自らに、優勝するための練習メニューを考えさせているそうです。
それは、生徒一人ひとりに自発的に思考する力を芽生えさせ、社会人として仕事をしていく上で必要なPDCAサイクルを駅伝に置き換え、学習させていることに他なりません。
この本には、「箱根駅伝もビジネスも一緒です」というサブタイトルがあります。
駅伝に限らず、スポーツは、何にでも通じる重要なメッセージを、常に教えてくれます。
「仕切り屋」から「監督」へ。
思考を変えればすぐに変わりますね。
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