マインドフルネス瞑想が人生に与える影響は、近年、様々な研究で科学的に実証されてきています。
現在は、Relookというアプリと、Meditopiaというアプリを使用して、毎日瞑想をしています。
- Relook
- Meditopia

今回は、日々の生活習慣に瞑想を取り入れて、「ここが変わった」と感じたことについてお話しできればと思います。
変わったこと①:感情の起伏が穏やかになった

瞑想をすることによって自分の中で変化が起きたのが、感情的になることが明らかに減ったことです。
瞑想アプリは、それぞれのコンテンツにナレーションが入っていることがほとんどです。
その中で最もよく聞くワードは、「呼吸に集中」。
呼吸に意識を集中することで、雑念を考える余地を少しでも消そうとするのだと思います。
やってみればわかることですが、呼吸に意識を集中し続けるのは、単純なようで、意外と難しいです。
それ自体は、ナレーションでも「ごく自然なこと」と言っていて、重要なのは、意識がそれたことに気づくことだそうです。
この「気づき」の作業によって、瞑想をしていない時でも、いろんな場面で多くのことを気づくようになりました。
その一つが、「感情の起伏」です。
何か嫌なことがあってイライラしているときに、「あれ、今イライラしてるな」と、自分自身で気づくことによって、不思議とそのイライラは、少し収まってきます。
これは何も怒りの場合のみに使えるものではなく、悲しみの感情にも同じように使えます。
また、一見、喜びの感情の時にあえて気づく必要はないと思うかもしれませんが、絶対値的な観点で、テンションが通常でない場合には、予期せぬことが起きやすいものです。そう言った時にも、気づきの力は活きるでしょう。
プラスだろうがマイナスだろうが、感情が平常心から揺れ動いた時に、それに気づくことができるきっかけは、瞑想を始める前よりも格段に増えたような感覚があります。
変わったこと②:多面的なものの見方ができるようになった

これも気づきの力の1つと言えるべきものかもしれませんが、ある物事に関して、客観的・多面的に考えることができるようになったと思います。
この世の全ての物事には、メリット・デメリットの両方が存在していて、それをどのように選択していくかは、自分の主観に委ねられます。
そういった時に、多くの人は、目の前の物事の損得にばかり反応して、自分自身が置かれている状況を度外視してしまうケースがあります。
例えば、お金・地位・名誉欲しさに、時間や身体を犠牲にして働いたり、生活資金でギャンブルをするようなケースが考えられます。
どんな生き方であっても、それが自分自身や他人にとって、生活に支障をきたす害がない限り、尊重されるべきものと思います。
無理やり一言にまとめれば、「人生の価値を、画一的な指標で測ることの愚かさに気づいた」といえるかもしれません。
これまで、あればあるほど良いものとされ、誰もが欲しいものとされてきた「お金」「地位」「名誉」「名声」。
実は、それを求めていない人も沢山いて、そういう人たちは、自分のやりたいこと、やるべきことをやっています。
それぞれがそれぞれの人生における価値観を大事にしていける世界が、多面的なものの見方の先に広がっているのではないかと思います。
変わったこと③:アイデアが出やすくなった

これは、あまり瞑想の成果として一般的に挙げられるものではないかもしれませんが、アイデアがとにかく出やすくなりました。
「多面的なものの見方」とも通じる部分があると思っていますが、そもそもアイデアは、自分の中に蓄えた知識の組み合わせで生まれるそうです。
だから、アイデアは、「生み出す」というよりも「組み合わせる」とか「作る」という感覚に近いかもしれませんね。
瞑想をしたことによって、いろんな場面で、新しいことが頭に浮かんだ時に、そのことに気づけるようになりました。
そしてそれを練っていって、「アイデア」として形にできることが増えました。
アイデアが増えた反面、それを実行する時間がなかなか捻出できないのが辛いところですが、自分のアイデアに共感してくれた別の人と助け合って進めていくのも、面白いかもしれませんね。
瞑想=怪しい?

瞑想はまだまだ、怪しいイメージを持っている人も多いと思います。
かくいう私も、最初は宗教的なイメージが強く、なんだか怪しいと思っていました。
でも、瞑想が人間に与える良い影響が科学的に少しずつ解明されてきて、自分もやってみた結果、上記のような恩恵を実際に受けることができたと感じています。
まずは1週間、2〜3分でも良いので、だまされたと思ってやってみてください(←これが一番怪しい)。