
こんにちは、Ryuです。
いつもお越し頂きありがとうございます。
今日は、日頃の疑問を調べて自分なりの結論を出すコーナーをやりたいと思います。
今日のテーマは、「睡眠の重要性」です。
もくじ
日本人には、睡眠が圧倒的に足りていない
まずは、OECD(経済協力開発機構)が出している、2019年の世界と日本の睡眠時間を比較した表をご覧ください。
中国 | 9時間2分 |
アメリカ | 8時間48分 |
スペイン | 8時間36分 |
フランス | 8時間33分 |
イギリス | 8時間28分 |
韓国 | 7時間51分 |
日本 | 7時間22分 |
これを見る限り、諸外国と比べて日本は睡眠時間が短いことがわかります。
睡眠不足による影響
専門家ではないので、睡眠不足が人体に与える影響を多角的な視点で話すことはできませんが、一般的に、睡眠不足は悪い影響が多くあります。
調べた中で特に目についた睡眠不足による影響を挙げていきます。
- 身体的影響
- 体の抵抗力が弱まる
- 血圧が上がりやすくなる
- 体重が増えやすくなる
- 慢性疾患のリスクが上がる
- 精神的影響
- 認知機能に障害が出る
- 気持ちの浮き沈みが大きくなる
- ストレスが溜まりやすくなる
これらの項目について、順番に考察していきたいと思います。
体の抵抗力が弱まる
睡眠により、日々私たちの体の免疫機能は修復されているそうです。
睡眠の時間が減れば、修復をする時間も芋づる式に減っていってしまうため、抵抗力が低下し、病気になりやすい体になってしまいます。
血圧が上がりやすくなる
睡眠不足により、血圧が急激に上昇するリスクが高まるそうです。
一般的に、高血圧は、心臓発作や脳卒中などの疾患の原因になると言われています。
よく眠ることで、血圧を安定化させる、という働きもあるようです。
体重が増えやすくなる
睡眠不足により、消化器系の機能が低下するそうです。
消化器系の機能低下によりもたらされるのは、新陳代謝の機能低下です。
私たちの体のエネルギーを作り出す工場の働きが悪くなるようなものなので、同じ量を食べていても、作り出せるエネルギーが減り、蓄積された食べ物が脂肪に変わり、肥満の原因になっていくようです。
慢性疾患のリスクが上がる
睡眠は、免疫機能の修復だけでなく、臓器などの修復にも充てられるようです。
よって、睡眠不足は臓器修復のための時間を短くすることを意味し、それにより臓器が受けたダメージが上手く修復されず、慢性疾患に陥る危険性が高まっていくようです。
認知機能に障害が出る
睡眠時間が減ると、頭がボーッとする感覚がありますよね。
あの状態の脳は、お酒を飲んで酔っ払っている状態とよく似ているそうです。
集中力も低下し、自分を律することが難しくなります。
睡眠不足が普段の生活に影響が出てしまっているな、という自覚症状があったら、迷わず睡眠時間を増やした方が良いでしょう。
気持ちの浮き沈みが大きくなる
これは自分自身もよく経験するのですが、睡眠不足により、周りがよく見えなくなってしまうことがあります。
つい自己中心的な選択や、人当たりをしてしまったな、と思った時は、自分自身の行いを自責するよりも前に、睡眠不足を疑った方が良いかもしれません。
ストレスが溜まりやすくなる
睡眠不足の状態は、ストレスホルモンが出やすい状態と言われています。
睡眠時間というのは、心や体がリラックスしている状態になるため、その時間を多く取ることで、冷静さを取り戻し、より客観的な判断をすることが可能になるそうです。
寝ることは、動物が得た最大の自己修復能力なのかもしれない
これまでも、数多くの文献やメディアで睡眠の重要性は取り上げられてきました。
それにもかかわらず、日本人の平均睡眠時間はどんどん減ってきています。
主な原因として、インターネットの発達や、娯楽の多様化などがありますが、最終的には、自分自身が「睡眠時間を適切に確保する」という意思をちゃんと持てるか、というところが重要なことのように思います。
普段、睡眠不足を感じている方は、日々のタスクを見直して、本当にやる必要があるものを吟味したり、時には「諦めて寝る」という選択肢を取ることが、次の日の良いパフォーマンスにつながるかもしれません。
睡眠に勝る薬は無いのかもしれません。
それぞれの病気に効く特効薬はあっても、全ての力を底上げしてくれるのは、エナジードリンクでは無く睡眠なんだ、という当たり前のことを、現代人は忘れてはいけないと思います。